
受験生カップルは非リアから嫉妬という名の軽蔑を受けると同時に「勉強時間 vs. 恋人の時間」というとんでもない2択を迫られる。
4年続いている長期カップルを自負しているが、実は高校3年生の1年間は一度もデートをしなかったという、とんでもない失敗を犯している。
この記事では、失敗を赤裸々に語り、受験と恋愛を両立したい人に、「受験も恋愛もどっちも上手くやりたい」という欲張りなあなたに向けた俺なりの解決策を伝える。

「デートしない事件」が起きた背景と当時の心境

まず、なぜ俺が受験期に「1度もデートをしない」と決めたのかということを当時の俺の状況を知っておいてもらいたい。冷めていたとかではなく、俺なりの理由がありこういった結論に至ったのだが、先に言っておくがこの選択は間違っていた。受験生、そしてこれから受験生になるようであればよく覚えておいてほしい。受験生も恋愛はしていいんだぞ。(勉強に支障が出ない範囲でね)
自分の学力と志望校の偏差値との乖離による危機感

当時俺が目指していた大学は自分の実力よりも圧倒的に高い偏差値であった。最初はもう少し低いところを考えていたのだが目標は高い方が伸びるということを耳にしてレベルの高いところを目指すことになる。
現状よりはるかに偏差値の高いところを目指すことになったことにより俺の脳みそはストイック勉強モード。やるからには本気で。特に姉に小学生の頃から勉強だけでなくスポーツ面でも負けてきた俺はここで姉に勝つチャンスだと思い本気で勉強をすることを志し高校2年生の2月頃から受験に向けた勉強を始める。
デートをしないと明言

彼女は同い年であるため、彼女も受験勉強をした。受験勉強をし始めた俺はなぜだかわからないが、受験期は一切遊ばないものだと思っていた。そのため彼女にも受験期はデートをしないことを伝える。どういう反応をしていたか詳しくは覚えていないが、おそらくドン引きだっただろう。
全く会っていないわけではない

デートはしていないが高校三年生のときのクラスは彼女と同じであったため教室内で話すことは少しあった。ただ、お互いにめちゃくちゃ恥ずかしがりな部分があり、教室内で話すことはほとんどない。周りから見れば本当に付き合っているのか?と疑うレベルだろう。おおよそ週に一回くらいは一緒に下校はしていた。
しかしその下校もただ一緒に帰るだけで寄り道は一切ない。そもそも田舎なところにあるため寄り道するスポットもないのだが、マックやスタバなどによってお話しするなんてことはした記憶がない。一緒に下校するだけでも自分の中に少しの罪悪感があったのだ。
受験終了直後に待っていた「冷めた現実」

たとえ同じクラスであっても教室で会ったり学校帰りに一緒に帰ったりすることと、学校が無い日にどこかで待ち合わせして会うのとでは全く違う。ただ当時の俺は学校で会っているから大丈夫だと思っていた。
受験からの解放

受験中は基本SNSはアンインストールしていたが、LINEだけは消していなかった。
そのため受験期も彼女とのメッセージのやり取りはしていた。
俺の頭の中ではこの一年を乗り越えれば楽しい人生が待っているから今は勉強することだけを考えろという状態だった。2月の終り頃に第一志望の大学の入試を終え、解放された俺はついに彼女と遊ぶ日程を決める。
彼女視点では

俺はうっきうきであった。
しかし彼女の視点に立ってみよう。彼女がどこまで本気で受験に向き合っていたのかはわからないが、おそらく一緒に勉強したり高校生ならではの楽しみをしたり青春の一ページとしてなにかしらしたかったはずだ。しかし彼氏は勉強にまっしぐら。受験という人生を左右しかねないイベントを前に勉強しないで遊ぼうよなんて言い出せるはずもない。それが一年続けばそりゃあ心は離れていってもしかたがない。
人間、最後は神に頼る

デートが近づくに連れて返信のテンションは冷たくなり、俺は不安になる。第一志望の結果発表はまだ出ていなかった。受験期は彼女とも遊んでいないが友達とも遊んでいない。いわば孤独な状態だった。彼女も失い、友達も減って、志望校も落ちたら俺はどうなる?!
不安に押しつぶされた俺は近くの神社へ行った。もう神に祈った。
一瞬別れる

結局デート当日、前半はお互いにきまづい中進み、後半は別れ話が始まる。どんなことを話したか詳しくは覚えていないが、その時のシチュエーションと彼女の表情は今でも覚えているしトラウマでもある。
実のことをいうとそこで数分ほど別れたのだ。俺はもし別れたいと言われたら、別れたくないと言わないと決めていたからだ。なぜなら理由としては単にプライドが高く、別れたくないというのはダサいと思っていたというのもあるが、自分に非があることがわかっていたからだ。
「別れたいかも」と言われ、「わかった、じゃあこれからは友達だね」と返した。空気が固まったのを覚えている。そこからの記憶はなぜかないのだが気づいたら彼女はやっぱり別れたくないと言い始め、結果として別れずに済んだのだ。いまだにこの時何が起こったのかわからない。
結果としてはセーフだったが別れてもおかしくない状況だった。
反省と解決策

以上、読んでもらったのが事件の全容だ。彼女が優しすぎる!と思った人が多いかもしれないが本当にその通りだ。今でも彼女の優しさには救われている。ここからは、この経験を踏まえて受験生カップル最大の悩みである受験勉強と恋愛の両立について俺なりの意見を述べる。
受験で鍛えられるのは学力だけじゃない

まず、そもそもたとえ受験期であっても「1年間1度も遊ばない」はやらないほうがいい。受験となると、遊ぶことが悪だみたいな風潮があるが、自分でルールや限度を決めておけば遊んだっていい。遊ぶ日を作ったのであればそこ以外は全力で勉強する。彼女だけでなく友達付き合いに関してもこのやり方がベストだ。
そして受験期間は学力を向上させることが何よりも重視されるが、受験を乗り越えて得られたものは学力だけじゃない。むしろ学力以外に得たものの方が多い。継続力、精神力、やればできるという自信、独りでいることへの耐性など、様々なものが鍛えられた。
自分の人生で優先するものを考える

受験と恋愛を両立させたい、「欲張りなあなた」に伝えたいのは、「自分の人生で何を優先するか」を明確にすること。
学年が同じであれば、目標に向かって一緒に頑張ることを選択すればいい。お互いの勉強を邪魔しないようルールを作って実践しよう。
学年が違うのであれば、受験を頑張っている方を応援してあげることに徹すればいい。この期間、あなたが「信じている」という姿勢を見せることが、何よりも大きな心の支えになるはず。
問題は、どちらかが誘惑に負けて遊びほうけてしまう場合や、目標設定に大きなズレがある場合。こんな時こそ、話し合うことが大切。
しかし、そこで意見が合わない、目標に向かって「一緒に頑張れない」状況なら、それはそこまでの関係だと割り切ることも必要。無理に罪悪感を抱えて付き合う必要はない。
長く付き合っているからこそ思うのは、別れる人とは別れるべくして別れるということ。
どれだけ延命しようとしても、お互いの人生のフェーズや価値観が合わなくなったとき、いつか別れはやってくる。これは残酷なことかもしれないが、人生において取捨選択はしなければならない。
残念ながら、すべてを手に入れることはできない。
もし今、別れを選んだとしても、「受験後にまた付き合いたい」と思ったなら、勇気を出して声をかけてみればいい。その時は、お互い成長した新しい関係が待っているかもしれない。
まとめ
最後は少し厳しいことを言ったかもしれないが、受験と恋愛を両立することは簡単なことではないし、もし両立したいのであれば覚悟を持って臨んでほしい。最悪なパターンは両方が中途半端に終わることだ。
全く遊ぶなと言っているわけではない。義務教育が終わり自分で人生の選択をしていく年だからこそ、どのように受験という期間を使うかはあなた次第。俺は応援している。


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